スペイン巡礼

スペイン人の露出狂に出会った!!カミーノ20日目。

rutamomo

2017年6月26日 オスピタル デ オルビゴからラバナル デル カミーノ 35.46km

Hospital de Orbigo→Rabanal del camino

朝食のおにぎり。ご飯の力やばいです。

なんだかいつもと違う力がわいてきてる。今日も行くぞ~っ。

外に出ると少し霧雨。

レインジャケットを着て出発。

6:30

かわいい矢印の方向に進んでいく。


今日は雲が多くて、天気が心配。

レインジャケットとパンツがあるから、雨がふっても大丈夫なんだけど、

やっぱり青空の方が気持ちがいいよね。

オスピタル デ オルビゴを出てすぐに二つの分かれ道。

なんとなく右側を選択。こっちは村を多く通る道らしい。

すぐに次の村に着いた。


ただただ通りすぎるだけだけど、ポイントで面白いものがある。

アルベルゲの壁のペイント。

バルのトイレのサイン。

倉庫の扉なんだけど、トタンと金物装飾が気になるデザインのやつ。

今日の道、何かが違う。

雨に濡れたせいなのか、土が赤っぽい。

この土。ねっちょり靴にタイプのやつで、気持ちがわるい。

なるべく水っぽくないところを選んで歩く。

少しづつ天気回復。

前を歩いていたカップルがズボンを履き替えていた。

丸見えなんですけど~。

なるべく見ないように進む。

また、すぐ別の村に到着。

SANTIBANEZ de VALDEIGLESIA

ここで開いているバル見つけた。

ここのバルの壁がいい。

本物の木を二つに割って壁に貼り付け、

枝の部分と鳥の絵を壁に書いてある。

この感じ大好きです。

朝ごはん食べてきたので、カフェコンレーチェ1.2ユーロ.

カウンターに女性が。

フィンランド人のティナだ。

彼女もよく見る顔。

いつもバンダナを三角巾みたいに頭に巻いてて、バンダナの間から三つ編みが見えててかわいい印象だ。

聞くと、彼女は小学校の先生。

長~い夏休みに毎年カミーノに来てるらしい。

1か月以上も毎年休める環境ってうらやましいね。

ティナと一緒に出発。

車につながってるこれなんだ?


ティナが

たくさんウサギがいるよ

って教えてくれた。

向こうの方に10匹以上のウサギが逃げていく姿が見えた。

写真間に合わなかった。土と同じ色のウサギがいっぱいいたのに。


ずっと土がこんな感じの色で。

こういう道の時、乾いてる方を選ぶか、少し湿った方を選ぶか迷う。

乾いてる方だと、砂埃がすごくって、

湿ってる方だとベチャベチャ。

車も時々通るので、私は湿った方を歩いてみた。

結果どっちもどっち。

なんかある??

ここはDAVID(ダヴィ)さんが一人でやってる休憩所。

ティナは通りすぎちゃった。

ペレグリーノの為に、飲み物やフルーツを無料で提供してる。

寄付用の缶も置いてあるけど、基本的には無料って事みたい。

スイカもある。


やったね。スイカ頂いちゃいました。

彼の首には何故かひらがなのタトゥー。

聞いてみると、子供たちの名前の頭の文字を日本語で彫ったんだって。

何年も前からここに住みながら、巡礼者にいろいろ提供しているって

この人すごいよね。しかも彼はスペイン人じゃない。

お礼を言って、次に進みます。

この水飲み場。

この銅像の人、おいしそうに飲んでる風に見えるのに、

この水飲まないでください的な張り紙。

ちょっとがっかりです。

天気も良くなってきて、ボトルに水を入れたかった。

あっ、アストルガが見えてきた。


厄介なギザギザの橋を渡って

ちょっと高台にあるアストルガの町が見えてきました。

地元のおじさんに、カテドラルまでの近道を教えてもらって、

(もはや矢印を無視)

中心までたどり着きました。

なんだこの巨大なバックパックは。

この町、大きいです。

泊まってもよさそうな町。


アストルガって町。

この町も楽しみにしていた建物があります。

アストルガ司教館

Episcopal Palace

ここっ。ガウディの設計

でも、なんとなくガウディの感じが薄い。

ガウディの特徴でもある植物的なとか自然的なってとこが感じられない気が。

って個人的な意見ですけどね。

自分では作れないなあと思うから、凄さはわかるんですけどあまり好きじゃないかも。


中に入ろうとしたけど、時間外であきらめました。

アストルガですごい建物、その2。

アストルガ大聖堂

司教館の隣にあるんだけど、こっちの方が迫力がすごい。

ゴシック建築とバロック建築の混合バージョンみたいです。

彫刻が複雑でゴチャゴチャってしてる分、すごってなる建物。


この大聖堂は着工から完成までに300年かかったっていうから、

半端ない労力がかかってるんだね。

ほらっ。このあたりすごいでしょ。

司教館の前にレストラン ガウディ。

中の写真撮らしてもらったら、ベレー帽をかぶったオシャレなおじさん。

アストルガに10:30に着いちゃったので、

ここに泊まるわけにもいかず、進むつもり。

ここでちょっとご飯休憩。

おにぎりの残り。 うまっ。

大きいスーパーがあったんで、ちょっと買い物してから、出発。

アストルガ終わりの頃にトイレに行きたくなってバルに寄る。

エスプレッソ1.1ユーロ。

ここのトイレ表示かわいかった。

この家のストライプおもしろい。

アストルガを出ると、車道沿いのまっすぐの道に出た。

町を通りすぎるけど、サクッと行こう。


雰囲気のいいアルベルゲがあって、

カフェも併設してみるみたいなので、休憩。

中庭があって、可愛らしい建物。

犬も昼寝中。

氷入りのアクエリアスを頼んだ

2ユーロ。

まっすぐな道が続く。

左側をみると、真っ赤な台地が広がっていた。

Santa Catalina de Somoaza


この町の水飲み場で、イタリア人のおじいいちゃんと、

アルベルゲで一緒だったフランス人のおじさんと遭遇。

このおじいちゃん。むっちゃ早い。

木の杖をつきながら、かなりの速度で歩いていく。

少し一緒に歩いたけど、すぐに追いつけなくなった。


フランス人のおじさんとは、だいたい一緒のペース。

おじさんは

EL GANSO

で泊まるって。

EL GANSOに着いたのは

14:30

ちょっと悩んだけど、先に進もう。


先に進もうと決めたはいいけど、

EL GANSOを過ぎたあたりから、登りの山道に。

しかも、前後を見ても誰も見えず。

少し不安になる。

車道の右側にカミーノ用の道もあったけど、ちょっと怖くて車道脇を歩いていった。

すこし後悔。

でも引き返すわけにはいかない。

かなり早歩きでせめる。

ただただ進んでいた。

ふと脇道の目をやると、50mぐらい先に白い車が見えた。

その時、私はメガネを外していてよく見えなかったけど、車があるのはわかった。

その前に人がいるのも見えた。

で、

で、

でっ、

その人の下半身が露出している事に気が付く。

マジっ。何やってんだ。アイツ。

ヤバいっ。

頭の中、軽くパニック。

目をそらして、さらに早歩きっ。

頭の中では、

登り坂でバックパックを背負いながら、走れるかなあ。

って考えながら。

ここで、誰かに電話したら来てるくれるかなあ。とか。

何でこの時間に一人で歩いちゃったんだろう……後悔。

メガネをかけていなかったのが良かったのか悪かったのか。

良く見えなかった。

でも、下だけ何もはいていなかったのは確か。

ちょっと歩いたら、カミーノ道の真ん中で女の子二人組が休憩してた。

人がいるってだけで、超安心した。

でも山道は続く。

走れるか試してみた。

意外といける。

そこからは小走りで。

露出狂から1時間ぐらいで人が住んでそうなとこにでた。

ここまで来ると安心だ。

今日の目的地

RABANAL del CAMINOに着いた。

到着時間

16:30

山道を一人で14:00過ぎに歩くのはやめようと決めた日。

ほかの町も見てみよう

フランス人の道

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あるき旅にはまった人
フリーで建築関係の仕事をしているrutaです。 テレビで見たのをきっかけにスペイン巡礼を調べはじめ、2017年にスペインへ。 800km歩けたので調子にのり、さらにあるき旅にはまっている最中です。
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