22時出発の怒涛の44km!!カミーノ17-18日目
2017年6月22日22時 ベルシアノス・デル・レアル・カミーノからレオン 44.7km
Bercionos del real camino→Leon
結局、
22:00
に出発することを選んだ私。
変なテンションで出発。
やっぱり変な感じ。
たいして寝てないから、昨日が続いてるような。
昨日っていうか今日。
ほかのみんなも少し変な感じ。
いつもよりニヤニヤしてるっていうか。
このトカゲかわいい。
こっちで初めて見る夕焼け。
この明るさは歩きやすい。涼しくて、空もきれいで。
でもあっという間に真っ暗になってきた。
真っ暗になると、星が無茶苦茶キレイだった。
私の持ってるカメラでは撮ることはできず。
星はヘッドライトを消さないと見られない。
でも消すと、足元が見えない。
パチパチつけたり、消したりして星空を楽しんだ。
いつもは、みんなとペースを合わせるけど、
真っ暗で見えないから先頭を自分のペースで歩いていく。
途中で街灯があるところでみんなを待った。
みんなを待ってからまた歩きだす。
町を抜けてしまうと、街灯は皆無
景色は全く見えない。
私はヘッドライトをつけず、
薄っすら見える白い道をたどって歩き続けた。
遠くに町の明かりが見えてても、全然近づかない。
昼間より無になれるけど、時間の感覚もわからないし、
ひたすら歩いてるだけって感じ。
変化がほしくて、イヤフォンで音量大きめで
BOOWYを聞いてみたり。
途中で公園みたいなところがあったから、
ベンチで仮眠しようと思って、公園の中に入っていったら、
いきなり犬に吠えられて、ビビった。
犬を連れた巡礼者か旅行者がテントで寝ていて、
知らぬ間に近くまで寄っていっちゃったみたい。
相手もびっくりしてたっぽい。
そこを通りすぎて、他のベンチで少し横になった。
やっぱり少しきついし眠い。
こんなときは
トイレは厄介。バルが開いてないから。
ただ、こんなに真っ暗だったら、見えないからどこでもできるって考えもあるけどね。
少しづつ明るくなってきた。
この時、モニカとロベルトは見えなくなってて、
ベアトリーチェとファビオとほぼ一緒に歩いてた。
明るくなってきたら、急にお腹がすいてきた。
他の二人も同じみたいで、バルを探す。
まだ6:00ぐらいなので、やってる店はない。
もう20km以上は歩いてるのと、寝てないからか
ちょっとバテ気味だ。
そしてようやく初めのバルを見つけた。
7:00
ここで、カフェコンレーチェとチョコクロワッサン。
2.5ユーロ。
生き返ったみたい。
食べたら少し力が出てきて、まだ行けそう?
完全に気力だけで歩いてる。
と、ベアトリーチェに電話がかかってきた。
ベアが私とファビオに向かって
「悲しいお知らせです、お母さんとロベルトはバスに乗りました」
マジッ。
モニカとロベルトは結構遅れてて大変そうだったからなあ。
しょうがないかと思う気持ちと
うらやましいなあって気持ち。
複雑だぁ。
でも頑張る。
少しずつベアトリーチェのペースに追いつかなくなってきて、
ファビオと二人になった。
ファビオは普段は元気がいいタイプ。
この時はもう完全ヤバそうな顔。
珍しく疲れたって何度も言ってたし。
大丈夫かなあ。
そんなとき、YUさんが後ろからやってきた。
一緒に歩くことに。
YUさんと一緒に日本語で話しながら歩くことで、
私は疲れが少し緩和されたみたい。
ありがたい。
レオンに近づいてる感はあるけど、なかなかレオンって看板見えてこない。
手前の町に着いたぞ。もう少し。
交通量の多い町の中を抜けていき、
アルベルゲに到着。
YUさんはもう少し進むみたい。
到着した3人。
みんな顔が疲れてるねえ。
到着時間
11:20
13時間20分。
休憩しながらだけど、最長記録だ。
人は意外と頑張れる。
これって一人だったら絶対に無理だね。
完全に無茶な事。
誰も真似しなしでください。
私は夜歩くのはお勧めしません。
なぜならば、
①トイレがない。
②バルが開いてない。
③景色が何も見えない。
④早めについてもアルベルゲがやってない可能性がある。
ただ、少し良い点も。
星空、夕焼け、何より涼しい。
いい体験だったかな。と思いたい。
バスで来たロベルトとモニカは待っててくれて。
ちょっとたってから、NI君も違う町から到着。
アルド早朝に出発して夕方に到着。
また、仲間たちは揃った。
ダニエッラはそのままゆっくり進む事になったらしい。