アルベルゲ

フランスの道はここからはじめよう!サン・ジャン・ピエ・ド・ポー

rutamomo

2017年6月4日
バイヨンヌからサン・ジャン・ピエド・ポー

朝6:30頃に宿(アパート)を出発。
さすがにこの頃には鍵の閉め方もマスターし、スムーズにチェックアウト。

といっても管理人さんがいないので
鍵はポストに入れて置いてくる
っていうラフなシステム。

川沿いをバスク建築をみながら歩いて、橋を渡り駅へ。

かわいい建物をみながらあるき

駅に着くと

ちょいちょいバックパックを背負った人たちが見えた。

ここからサン・ジャン・ピエド・ポーっていうフランスの道の出発地に向かう。
私は7:45発の電車を狙っていた。

7:00には駅に着いていたけど、まだチケット売り場に人はいない。

なんだかみんな券売機でチケットを買っているようだ。
地元の人たちに混ざりながら
バックパックを背負った人たちは切符を買うのに苦戦しているようだった。

自分の番になり理由がわかった。
行先のサン・ジャン・ピエド・ポーが検索できないっ。

Saint-Jean-・・・・・

って打ってるのに出てこないっ。

あきらめが早い私は親切そうな地元のおじさんにお願い。

おじさんが打つ・・・

St jean……

Saint じゃないじゃん。

無事切符を買うことができた。

改札がなくて打刻機でバチッと切符に印字してから、電車に乗るっていう
日本にはないタイプの乗り方。

ここからバックパックを背負ったものどおしのちっちゃな連帯感が生まれる。
打刻機に通さないで電車の方に行こうとしている人に、みんなで教えてあげてた。
そして、アイコンタクトっ。

あの私が苦手とする、目を合わせてニコッとするやつ。
徐々にできるようにならなければ。

電車に乗り込むと、9割はバックパックを持っている巡礼者だと思われる人たち。

誰とも話さず、窓の外を見ながらぼぉーっとしてたらあっという間に着いた。
1時間ぐらい乗ってたかなあ。

なんにも調べてなかったので、バックパックを背負っている人たちの流れにそって歩く。
住宅街を通って行く。いきなり家がかわいい。

地図を見ながら歩いていないので、距離感がわからず
慣れないバックパックを持ちながらで少し心が折れかけたとき、広い道に出た。

道の向こう側に高い壁に囲まれた空間。
絶対あそこだ!!
少しドキドキしながら門をくぐった。

ただただかわいい街並み。
ちょっとくすんだ赤い鎧戸と白やエンジの壁。
こんなところが出発地点なんてワクワク。

門をくぐってからまっすぐ歩くと、突き当り。
左に曲がると巡礼事務所があった。

中は巡礼者でいっぱい。
順番を待ちます。

ホタテの貝殻が置いてあるっ。
寄付制のようです。

順番がきたんだけど、受付の女性はフランス語のみ。
隣のおじさんは英語が話せるみたいでした。
といっても、なんとなく手続きは進み、
熊野古道から使っている田辺市役所から郵送で送ってもらったクデンシャルに
最初のスタンプをもらうことができた。

このクデンシャルがあれば、アルベルゲという宿にお安く泊まれるシステムらしい。

準備は整ったので、荷物を宿に置いて街を散策しようと予約していた宿に行ってみると、15:00まで入ることができません。という張り紙が….

しかたがないので、荷物を背負ったまま散策。
巡礼グッツを売っているお店もあった。

映画で出てきたとおもわれる教会発見。

教会って宗教関係なく落ち着く。

そして、ちょっとおなかがすいたので10分ぐらいあるいてカルフールに行き。

おいしそうなエクレアとカプチーノで休憩したり

城壁の壁の上を歩けるようになって、ぐるっと回ってる最中に、突然豪雨。
観光客の人たちと門の下で雨宿り。
ずっと雨って好きじゃなかった。
でも山用のレインウエアを買ってから、意外と快適に雨の中で歩けることがわかって、
少し雨もいいかなって思い始めてて。
雨宿りしながら、濡れた石畳ってきれいだなってニヤニヤしてた。

小雨になったところで、町全体を見渡せそうな高台を見つけ登ってみることに。
そしてこの景色。

う~ん。上から見てもかわいい。

ただ、
この景色見てたら、一気に不安になった。
手術したことがある左ひざが最後までもつのか。
800kmなんて未知の距離を歩けるのか。

ここで熊野那智大社でコンポステーラからきたイザベルさんにもらった
貝殻を付けてみた。

よし行くぞー。

宿に行くとここにもたくさんの巡礼者。

話を聞くと、みんなコンポステーラまで行くみたい。
中には自転車で行く人たちもいるらしい。
一緒に夕飯を食べて、一気に仲良くなった。
また会えるといいな。

ふと温度計を見たら12℃。

長袖のTシャツとかシャツとかを持ってきていないので不安になったけど、行くしかない。

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あるき旅にはまった人
フリーで建築関係の仕事をしているrutaです。 テレビで見たのをきっかけにスペイン巡礼を調べはじめ、2017年にスペインへ。 800km歩けたので調子にのり、さらにあるき旅にはまっている最中です。
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