カミーノのあとで

ビルバオでフィリップ・スタルクの作品に出会えた!アスクナ・セントロアAzkuna Zentroa

rutamomo

ビルバオに来る前に

ビルバオ 建築

ってワードを検索して面白そうな建築物をチェックしてからビルバオ入り。

めぼしい建物は住所と写真だけをなんとなくチェックしていた。

ここの建物はノーチェックでツーリストインフォメーションで

面白い建物あるよって聞いて

ついでに来たところだった。

「アスクナ・セントロア(バスク語でAzkuna Zentroa)」

最初入口もわからず、裏のこっちの入り口から入る。

中に入ると外観とは全く違った空間が

なにここ。やたらワクワクする。

スマホで調べてみた。

リノベーションのデザインが

あの

フィリップ・スタルク

スタルクって言えば

浅草にある火の玉みたいのがついたアサヒビールの本社をデザインした

フランス人のプロダクトデザイナー。

しかも私が

大好きなデザイナーなのである。


それに気が付いたら、むっちゃ鳥肌がたった。

本でしか見たことなかったスタルクの内装デザインの中に自分がいる。

いわれてみると、1階の柱の一つ一つが個性的でスタルクっぽい。
情報もないのでじっくり観察。

ここの天井の光り方……水が入ってる???

って思ってたら、人の足が見えた。

たぶん上がプールになってんじゃん。すごっ。


ここの建物はバスク人の建築家リカルド・バスティーダって人が設計して

もともとワイン貯蔵庫だったのを2010年にスタルクがリノベーションしたそう。

映画館、図書館、コンサートホール、展示室、プール併設のジムがあります。
レストランもありました。

1階から見ると、3つのレンガで囲われたボックスを43本のデザインが異なる柱で支えてるって構造。

そのボックスが平行ではなくて斜めに設置してあって、

内側から見ると目の錯覚で奥行が深く見えるようになってる。

正面から入ると、大きい液晶パネルに太陽が映し出されてて迫力あり。

見られるところは見てやろうと、歩きまわっていると下に行ける階段が。

なんともかっこいい空間です。

当然トイレもチェック。

便器も押しボタンもペーパーホルダーも スイッチもスタルクプロジェクトなんだろうな。


どこ見ても感動できる。

好きなアーティストのライブ来てる感覚に似てるなあこれ。

地下をまわってると、イベントスペースがあって何かの展示会をやってた。

お姉さんが無料だよって教えてくれたので、見てみることに。

よくわからない展示でした。たぶん食べ物をテーマにしたもの。



プールが上から見るとどうなっているのか見たいな。

ジムの入り口に行くと入ることができそうになかったのであきらめ、

図書館の方に行くことに、

2階に上がると 

素敵な学習室が。
一見暗そうに見えるけど、机面にはバッチリ照明当たってて勉強しやすそう。 

なにこのベンチ。

おしゃれすぎる。ここって公共の図書館でしょ。 

この図書館あるだけでもビルバオ住みたくなる。

あっそうだ。

ちょっとこの辺りの建築の本調べてみよう。

検索用のパソコンを使って

ビルバオの建築の本を探して、

本の名前をメモして、カウンターのお兄さんに聞いてみる。

上の階らしい。

無事参考になりそうな本をゲットし、

充電をさせてもらいながら、ビルバオのいい感じの建物を

ツーリストインフォメーションでもらった地図に書き込んでいく。

かなりの情報を仕入れることができた。

再び散策。

誘導看板がすてきです。
全体に暗めの空間にぼんやり光る柱。
そこにちょこっとピクトサインだったりが書いてあって、

最初は見にくいけど、

誘導看板が統一されてるので途中から目に入ってくるようになる。

このダウンライトも好きだな。

照明の役割も果たしつつ床に模様って 。
結果、グッテンハイム美術館よりも興奮してしまって

2日間で延べ6時間ぐらいいたな。

この建物見つけられてよかった。

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あるき旅にはまった人
フリーで建築関係の仕事をしているrutaです。 テレビで見たのをきっかけにスペイン巡礼を調べはじめ、2017年にスペインへ。 800km歩けたので調子にのり、さらにあるき旅にはまっている最中です。
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