熊野古道、中辺路チャレンジ②(高原の宿) 私が外人に。
宿に到着しました。
「霧の郷 たかはら」さんです。
最初に駐車場に電気自動車用の充電設備が気になっちゃいました。
熊野古道っぽくないなあって。
でも、充電できるとこが少ないんでしょうね。
車で来たら意外と大変かもしれません。
15:00からチェックインすることができます。
外観は和風ですが、中に入ると少し様子が違います。
いきなり、
「hello!!]
っと何人かのスタッフの方に声をかけられました。
「こっ…..こんにちは。」
と少し間をおいてから答えます。
「あっ。日本人の方でしたか。」
「歩いてくる方で日本人の方がほとんどいないので」
(う~ん。どういうことだろう??ここって何?外国人に人気の宿?)
数日間の間にこのモヤモヤっとした疑問は解消されることになります。
スタッフの方が私の汗だくの姿を見て
「とりあえず、お水飲みますか?」
とおっきいグラスで氷水を持ってきてくれました。
すっごくおいしい。水だけでこんなにも幸福感を味わえるとは。
それに
「お風呂もは入れますし、ここでビールもお出しできますので…」
この言葉で、さらに。
部屋に案内してもらいました。
おっきな窓からの景色が最高です。
外に椅子がおいてあるので、外でゆっくり景色を見られます。
ちょうど、下の家が見えるところに木を植えてあるので、
視界からは山と空しかみえない感じに。
この景色、自分だけのものって思えます。
早速お風呂に、
注意書きがテルマエロマエみたいでかわいかった。
お風呂はヒノキ風呂でした。
うっすらヒノキの香りがします。心地いい。
まだ誰も来ていないらしく独り占めです。
そして、湯上りのビール。
この景色をみながら。
ちなみに、このビールを頼むときも英語で話しかけられました。
(日本人なのに….)
ちょっとすると、ほかのお客さんも……
ほんとだ外国人の人しかいない。
外国に住んでた時はなんにも躊躇せずにできたんですが、
時間がたちすぎてその習慣はなくなっている。
私も頑張って、ぎこちなくニコッとやってみました。
ニコッとしてニコッと返してもらうと、なんだか嬉しいです。
外にはピザ窯もありました。
18:00になると夕食です。
ヒノキと杉で組まれている天井から素敵な照明が吊されていていい感じ。
料理も和と洋で絶妙。
左上のスペインっぽいサラダとか大好きな味でした。
マッシュルームもニンニクが効いてておいしい。
陶板焼きもいい味。
アユの塩焼きも出てきたけど、
食べ方を見られていて、少し恥ずかしかった。
手でがぶっといきたかったけれど、箸で途中まで頑張ってみました。
最後にご飯、味噌汁、デザートが出てきます。
歩いた私にとってはちょうどいい量でした。
明日の朝が早いので、わりと早い時間に就寝。
(16:00ぐらいからビールを飲んでいて早めに眠くなったってのも)
今日は少し英語で話すことができました。
超カタコトでも会話が成立するとやたら嬉しい。
翌朝。5:30に起きました。
ちょっと雲海が。
もう少し早く起きれば全体だったかも。残念。
反対側の山は
朝焼けでした。きれい。
歩く準備をします。
夜飲んだほうじ茶がおいしかったので、
水筒にほうじ茶を入れていこうと思います。
エスプレッソも作れるんです。水筒もう一つあったら入れていったのに。
7:30~朝食です。
昨日、
「他は外国のお客さんなので朝食は洋食でもいいですか」
と聞かれていました。
ヨーロッパの朝ごはんって感じで新鮮です。
フルーツうまっ。
隣のテーブルで食べていた白人の奥さんが
葉っぱをもって外に出ていきました。
手元の葉っぱを見ると、きれいな黄緑の青虫が。
奥さんは
「外に返してくるわね」っといって、
スタッフが
「申し訳ありません。朝採ってきたときに取り忘れてしまいました。」
と、
でもご主人が
「オーガニック野菜だね~」
と嬉しそうに言っていました。
なんだか、朝からほのぼのした気分になりました。
昨日の失敗から学んで、お弁当もお願いしておきました。
今日の歩きは、飲み物も食べ物も完璧だあ。