あるき旅でのトラブル

熊野古道、中辺路チャレンジ⑨小雲取越(熊野本宮大社の宿~小口)靴が壊れました!ヤバい!

rutamomo
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熊野古道、中辺路チャレンジ⑧(熊野本宮大社の宿)英語で八咫烏ってなんていう?
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7:20頃「蒼空ゲストハウス」さんをでる。
その時、下駄箱の横にたくさんの杖を発見。
ご主人に、
「これってもらってもいいですか?前の宿に忘れてきてしまったんです。」
とお願いしてみたら。
「お好きなのを持っていってください。」
と。ありがたくご厚意にあまえる。
しかも、前回の木のものと違って竹のものを発見。
これがかなり大活躍。竹は軽くて、前回の杖よりパワーアップ。

宿から、歩いて2分ぐらいのところにバス停があり、
小雲取越の入り口の近くの
請川バス停までバスで。
請川バス停は景色のいいバス停だった。

今日もお昼ご飯を調達しなくては・・・
バス停と小雲取越の間にコンビニがあって、おにぎりさがしたんだけど、まだ早いのか売っておらず。
困ったなあとまわりを見まわすと、道路はさんで向こう側に商店が。
「おにぎりありますか?」
と聞くと、
「今はないけど、あと5分ぐらいで来るよ~。」と
「待ちます。」
とお店の前でバックをおろして待たせてもらった。
そしたら、お店のご主人が待っている間にどうぞとお茶を出してくれ、感謝。
5分ほどしたら、女性の方が
たくさんの御弁当とおにぎりを持ってきた。
家庭でつくったような素朴なおにぎりがたくさんあり迷う。
3つ選んで購入。一つ80円という良心的な価格。
お昼を手に入れて出発だあ。

古道の入り口にここにも、杖置き場が。
ということは今日も坂道がいっぱいということです。

八咫烏が見送ってくれます。

険しい道の予感です。

今日は本宮大社方面からなので、番号道標が逆に少なくなっていきます。

いきなり、変な形のキノコ。
これなんか海にいそうなやつです。

小雲取越の道は少し広めで歩きやすいです。

今日は竹の2本の杖が調子よく、かなりのハイペースで進んでいきます。
急な登り坂があまりないのもいいです。

石の上にお金。

説明がなかったので何か不明です。

いままでみたシダとはちょっと違うタイプ。

今日の最初の石積みです。切り株に重ねて型。

渋い感じのキノコです。

いきなりアクシデント発生。
右足の靴のソールがペラ~っとはがれてしまいました。
靴を買ってこなかった罰ですね。反省です。
でもまだ今日が始まったばかり、ちなみに9:20頃です。
ちょっと考えます。
(ちょっと補修してみよう)
そういえば、キネシオテープがあります。
膝を手術してから、いつもこのテープだけは携帯しています。
貼ってみました。

体に貼るものだから、割とフィットしていい感じです。
良かったことに後ろの方のソールはまだ接着剤がきいていてはがれそうにないので、
前の方だけ貼って歩き出してみます。

ちょっと登り坂です。

大丈夫そうなのでそのまま進んでみます。

あと、8.5km行けるんでしょうか??

水の音が聞こえます。
下を見下ろすと川が流れていました。

今日も誰にもあっていないので、
自然な音しか聞こえません。
何の鳴き声かわかりませんが
「キー、キー」と何かが鳴いてる声が良く聞こえます。

今日見える岩たちは角ばったものが多いです。
今までと少し植物も雰囲気も違っています。

やっぱりシダの形が前と全然違います。
植物図鑑とか持って来れば、もっと山を楽しめそうです。

ちらちら見えてきました。
かなり登ってきたようです。

こんなに登ってきたのに、杖のおかげで疲労度は低い感じです。
突然視界が開けました。
百閒ぐらです。

山々が連なっている様がきれいで、少しの間みとれちゃいました。

途中がけ崩れ注意があります。ちょっとこわいです。

ちょっと行くと前方になにかが….

あまりに動揺して写真撮れませんでした。
この写真は黒い影を合成してあります。こんな感じで50mぐらい先に鹿が。
しかも、私の通りたい道の上にいました。
イメージはもののけ姫のシシガミのシーン見たいな感じで

出典: kikisrandomthoughs.blog63.fc2.com


頭の中では大興奮状態だったんですが
とりあえずじっとしていると鹿も気が付いてくれました。
そしたら、下の方にピョーン、ピョーンとすごい跳躍で行ってしまいました。
鹿ってあんなに飛べるんだぁ。
靴壊れちゃって落ち込んでいた心が一気に回復しました。

途中の林道との交差です。

林道で曲がるとトイレもあるようでした。

賽の河原地蔵

小口まであと5.5km。今日はほんとに順調です。

10:20に石堂茶屋跡到着。

そして、少し前から左側のソールもはがれてしまったため、補修。
両足テーピング状態になりました。
新しいデザインの靴にも見える??

ここにあった歌碑です。

この辺は苔が木の上の方までついています。
下の方が苔でおおわれているときれいです。

今日の道は登り下りもありますが、意外と平坦な道も多く
サクサク行けます。

番号道標までも緑色になってきました。

熊野古道の杉やヒノキは枝打ちがきれいにされています。
林業の方々が丁寧に山を作り上げているんでしょう。
歩くだけでも大変なのに、仕事でここに何回も足を運ぶ人たちがいるんだなあ
と歩きながら思っていました。

石垣も苔でおおわれています。

また、わからない植物発見です。
何で白いんですか?
これも海にいるやつに似ています。

11:22桜茶屋跡

ベンチに座るとこんな景色です。

ここでご飯を食べることにしました。

このおにぎり最高においしい。
水筒の中には蒼空ゲストハウスさんで熱いお茶を入れてきました。
水筒の緑茶とおにぎりの組み合わせで
突然小学生の時の遠足を思い出しました。
母親の思い出とかがどっときました。
山って不思議です。

ゆっくり休んでいると、切り株にトンボがとまりました。

普段トンボをゆっくり眺めることなんてないなあと思いながら見てました。

ちょっと登り坂です。

家が見えてきました。
あの谷の部分が小口かなあ?

薄っぺらい石の石積みが多くなったような気がします。

もうすぐ、着きそうな予感。

もうちょっとです。

橋を超えたら
小和瀬渡し場跡

川沿いの道を通って
今日の宿
小口自然の家に向かいます。

小口自然の家到着です。
着いたとき13:30ぐらいでした。チェックインが15:00からと入口のドアに書いてあってまだは入れません。

ちょっと考えます。

明日の天気予報は雨。 しかも大雲取越といって一番の難所。 ほかのところは中級と書いてあるのにここだけは上級となっている。

そして靴がぶっ壊れている

今日は晴れていたからテープもはがれなかったけど、
雨が降ったら確実に中に水が入ってきそうだった。
やっぱり明日はあきらめよう。

その時、発心門王子であった女性の一言が思い出された。
「途中でやめる(あきらめる)ってことは絶対ダメだって今まで思っていたけど、 ここで引き返してみて、これも正解だってわかる」

でも、円座石だけは見ておきたかったので、そこだけ行って帰ってくることにした。

大雲取越にはいったときから
明らかに苔の量が多くなった。

苔の量が増えると全体的に緑が増えきれいに見える。

でも坂もきつくなった。

 円座石

ここ無茶苦茶きれいです。
そしてかなり神聖な雰囲気を醸し出しています。

なんか安心するような、落ち着くような

へんな感覚です。

ここだけでも来られてよかった。

帰り道振り返って写真を撮ってみました。

マジきれい。

私は本宮~小口だったのですが、
逆から来る人たちも小口自然の家に泊まるので
大雲取越からくる人たちの言葉を聞くと
誰もが
「すごくきれいだった」
と教えてくれました。
少し後悔もあったけど、また靴を買って出直します。
絶対に歩きたい。

宿の話はあした。

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熊野古道、中辺路チャレンジ⑩(小口の宿)一番遠い教室なんですけど。
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あるき旅にはまった人
フリーで建築関係の仕事をしているrutaです。 テレビで見たのをきっかけにスペイン巡礼を調べはじめ、2017年にスペインへ。 800km歩けたので調子にのり、さらにあるき旅にはまっている最中です。
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