サンティアゴ・デ・コンポステーラの山の上に見える近代的な建物!Gaiás Cidade da Culturaに行ってみよう。
2017-10-31
サンティアゴ・デ・コンポステーラに着いたときから気になってる建物があった。
丘の上にある近代的な建物。
コンポステーラに住むイザベルさんに
あの建物は何か聞いてみた。
「Gaiás Cidade da Cultura de Galicia」
っていう建物らしい。
調べてみると
アメリカ人のピータ・アイゼンマンって建築家が設計した
ガリシア文化都市。
公共の建物。
観光インフォメーションのお姉さんに行き方を聞いてみた。
ちょうどいいところにバス停がないので、歩いていくのがいいらしい。
地図をみながら歩いていく。
見ながら歩いてるから迷うことはないんだけど、
大きい建物だからなのか、なかなか近づかない。
丘のジグザグ道を上って、
ようやく一番上まできた。
正面には公園が見えて、
小さい子供たちが遊んでいた。
いきなりすごい外観の建物。
近づくと急斜面に石が張ってあって、落ちてくるんじゃないかとちょっと怖い。
他の建物にはなだらかな斜面が作られてて、
ほとんどの建物が曲線で作られていた。
かなり前に作られた建物のはずなのに、工事中?
もしくは中途半端で工事ストップしてるところがあった。
イザベルさんはこの建物についてこうも言っていた。
「有名な建築家に頼んで巨大な建築物を建てたはいいけど、無駄な空間が多く、膨大な空調費がかかって、赤字で大変なんだよ。
すばらしい建物なんだけどね。」
たぶんお金が足りなくなって、工事ストップしたんだと思う。
ここに来てる観光客は私の他に2人しか見なかったし、
地元の人もあまり見かけなかった。
もったなすぎる。
かなりの金額をかけて造ったのは、私にもわかる。
中に入ると、窓の内側に梁と柱とブレースで天井が高い窓まわりをささえてるみたい。
柱と梁が真っ白に塗られてかっこいい。
どこも天井が超高くて、空調費がやっぱり無茶苦茶かかりそう。
窓のこういうとこかっこいいね。
急こう配の外観の建物はMUSEOになっていて、
期間展示をしていた。
無料で入れました。
期間展示は2つで
これと
これ。
違う建物に入ってみると、
断面を切った模型が。
これは迫力ありました。
緩やかな勾配の建物の方は図書館になってました。
この図書館、雰囲気良くて居心地いいのに、誰もいない。
もったなすぎる。
外観の奇抜さだったり、ダイナミックな内観だったり、
全体的な雰囲気は好きです。近くにあったら通っちゃうと思います。
でも、建築費をかけた分の費用対効果が貧祖で、
ただもったいないなあ思った。
アルベルゲに帰ると、知り合ったフランス人のおじさんが
「君が今日行った建物、ここのトイレから見えるよ~。」
って教えてくれた。
私の使ってるトイレからは見えない。
入口から一番近い2階のトイレの窓からギリでライトアップされたGaiásがみえた。
やっぱり、かっこいい建物だ。