これみたらサンティアゴ巡礼に行きたくなりました。トレッキング映画3本!

サンティア・ゴ・コンポステーラの旅に興味を持ったのは5年ぐらい前かなあ。
BSでみた番組でスペインの高校生がバックパック背負って
遠足みたいな感じで歩いていくってのをやってて。
途中「もう歩きたくない」とか言ってやめそうになる子を
別の子が励ましながら、最後はみんなでゴール。
それ見てた時は、なんか大変そうな遠足だなあ。ぐらいにしか思っていなかった。
ある日。ituneで映画探してて、ドラマのジャンルに気になる映画を見つけた。
「星の旅人たち」

この映画、ざっくり説明すると
ピレネー山脈で亡くなっちゃった息子の遺灰を持ちながら
息子のザックを背負って、お父さんがサンティア・ゴ・コンポステーラまでの道を歩くって物語。
(最後はムシーアまで)
いろんな事情を抱える他の登場人物たちに対して、最初はお父さんはそっけなかったけど、
何日も歩いていくうちに打ち解けて、助け合いながら進んでいく。
なんだか、自分も一緒に歩いているような感覚になるし、
登場人物の年齢層が高めで共感できるんだよなあ。
映るまわりの景色が、見たこともない長閑さでかつ壮大で。
そこに身をおけたら最高だ、きっと。
この映画を見た時から、スペイン熱が旦那のわからないところで盛り上がっています。
主演はマーティン・シーン。
監督、脚本はエミリオ・エステヴェス。
20代の前半にチャーリーシーンにはまってました。
今はいまいちですが、お兄ちゃんのエミリオはすごいなあ。
お父さんのマーティン・シーンの歳のとり方も渋いです。
もう一回見ちゃおっかなあ。
予告編です。
「わたしに会うまでの1600キロ」

主人公の26歳のシェリルは母親をガンで亡くし、結婚相手ともうまくいかず、自暴自棄になってロングトレイルに出る。
なんと1100マイル。これ実話なんだそうです。
経験もなくて、テントはるのも、クッカーで調理するのも初めてで。
荷物も重すぎ。これは大変です。見ててドキドキする。
靴もぶっ壊れちゃいます。
熊野古道で自分の靴がぶっ壊れたとき、一瞬同じことをしようかと頭の中でシーンがよぎりました。
実際にはやるには度胸がいります。
トレイルに出る前に彼女に起こった出来事は悲観的なことばかりですが、
歩いていく間に考え、受け入れていく、そしてふっ切れる。
いろんなトラブルが起こっても何とかなっちゃうんじゃない?
と思える映画でした。
予告編です。
サン・ジャックへの道

母親の遺産の相続条件が兄弟三人でサンティアゴ巡礼って言われて、
巡礼の旅に行くことになる三人。
会社の経営者の長男ピエール。
高校の教師の妹クララ。
アルコール依存症??の無職の弟クロード。
プラス6人でサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指すってフランス映画。
フランス映画って難解な部分があったりするけど、ストーリーはわかりやすかった。
途中、夢のシーンが抽象的でちょっと??な感じもあったけど。
各々の事情があっての巡礼。
最初のギクシャクから、日数を重ねていくにつれ打ち解け合う様子がいいね。
ピレネー越えとか巡礼宿の様子とか、途中の休憩の様子とか、
荷物を途中で捨てるとことか、
携帯の電波を・・って。
巡礼のリアルを感じた気がしました。
宗教的な巡礼じゃないとことか、兄弟の関係性とか
自分の感覚とフィットして感情移入しちゃった。
予告編です。
こんな巡礼できたらいいな。
わくわく。
この3本の映画を見て、
歩きの旅の良さを知ってしまいました。
実際に熊野古道で短い距離ですが歩いてみて、
自分でもできるじゃんって再認識したし。
心の中では1600kmも行けるんではと思っています。
(いつかやるかも)