スペイン巡礼

みんなとはここでお別れ(悲)ブルゴスの町。

rutamomo

今日もアルベルゲで用事を済ませてから町を散策。

いつもは一人だけど、今日は仲間たちと一緒。

私は大きい街では2泊することに決めている。
面白い建物や面白いお店を見逃すのが嫌だから。

でも、仲間たちは明日この街を発つ。

そして、彼らも明日私が一緒に行かないことを知ってる。

なんとなく、一緒に散策しようってなった。

私の気持ちは

一緒に歩きたい気持ちもあるけど、自分の目的は果たしたい。

心の中でもやもやしてた。

この町は銅像だらけ。

等身大だから、リアル。


それぞれの銅像に物語がありそうで、
それを考えながら見ているとおもしろい。
この親子は今日はお祭りかな?

ここの広場にヨーロッパではあま見かけないハーレーのバイカーたちが。
これは珍しい。


みんなでアルドのために薬局を探していた。


ちょっと探したけど見つからず。
ベアトリーチェがいつものごとく地元の人に聞きまくり、

やっとみつかった。
ベアトリーチェとアルドが薬局にいる間、周りを散策。

大きな町だから面白い装飾も多い。


薬局の近くにジェラート屋さんがあって、

みんなでジェラート。


そして、地元の人に頼んで全員で写真を撮ってもらった。

ジェラート食べながら、たわいもない話。

そんなときでも、気持ちはずっとモヤモヤ。

この後、ファビオと私以外は脚が痛いから休みたいっつうことで、

アルベルゲに戻っていった。

ブルゴスもいろんな色味を使ってて勉強になる。


このバルのいろなんかかなりいい色。


そして二人で丘の上の城を見に行こうってことになり、

どんどん坂を上っていく。

で、話し込み過ぎて上からの写真を撮ってない(泣)

上まで登ったとき、入場料が必要だって事で中にはいらず、

(ファビオは節約家です)

カテドラルも上から見渡せる景色は、とてもきれいで。

オレンジ色の屋根が一面に広がっていました。

ただ、ボローニャから来たファビオは

「ボローニャの方がキレイ」

って。

ボローニャは景観の規制がかかってて、屋根の色が全部一緒のオレンジだそうで

もう少しきれいだそうです。

たしかにブルゴスの屋根は、普通のオレンジだっだり、エイジングがかかったオレンジだったり、確かに少し統一感がないかも。

でもわたしからみたら、とってもきれいな景色でした。

ちょっと暑かったので

ブルゴスの町が一望できるバルで、休憩。

アクエリアス、氷入り。

ここでもファビオは節約。

一人で飲むのも気が引けるので、二つのグラスをもらい1本のアクエリアスをシェア。

最近、歩いている間の昼間の休憩の時はいつもアクエリアスにしてます。
氷とレモンを入れてくれるので、

余ったら氷とレモンをボトルの中に入れて持って帰って、レモン氷水で飲むってのがマイブーム。

暑い時の氷はかなり助かります。

ファビオはイタリア人だからなのか、

「きれいだね。」

とか、やたらと言ってくる。

日本人としては対応が難しい。

なんでそういうこと言ってくるんだ。

ちょっと面倒だなあと思うけど、

だいたい、日本語で

「はいっ、はいっ」

って受け流している。

今まで、イタリア人ってファビオみたいな人が多いかなあと思ってたけど、

スペイン巡礼に来たら、違うタイプの人が多くて。

今日は

「ファビオは普通のタイプのイタリア人?」

って聞いてみた。

アルドは真面目で、そういう感じじゃない。

ロベルトも面白いことは言うけど、そんな事は言ってこない。

「今度みんなに聞いてみよう。」

ってなった。

口説いてくるわけじゃないし、

時には、子供の話を交えたりで真面目な話をする時もあるし、

彼にとっては

「きれいだね」は挨拶??

下ってきました。

このハンギングフラワーの家かわいかった。


この緑もいい色だなあ。

この門の左側の入り口を入って上がっていくと、両サイドのバルコニーに出られます。

川側のバルコニーのでてみたら、これもまたいい景色。

ちょっと登るだけなのでおすすめ。

そして左の建物で絵画の展示がしてありました。

今日やってた展示会は、いろんな国の風景をかいたもので、

何枚かが日本を題材にしたもの。

タイトル

「IZAKAYA」

なかなかリアルで描かれていて、おもしろい作品だった。

スーパーに寄って、一度アルベルゲに帰る。

19:00からカテドラルでミサがあるみたい。

みんなは行くみたい。

それまで、すこし休憩。

ちょっと早めにカテドラルについて、中を見てみる。


見学用の入り口とミサ用の入り口は違くて
ミサ用はこっちです。

中に入ると、
観光で来た方たちは入れません。

みたいな事が書かれており、
中を見たいってだけの興味本位でミサに参加するって事に罪悪感を感じて、外で待つことにした。

ここには、ミサから出てくる人待ちのジプシーの方が

スマホを見ながら待機しており、

物乞いもお仕事なんだなあ。

なんて思いながら待つ。

ジプシーの方々がベンチを立って、ミサの出口にスタンバイ。

もう終わるのかなあ?

っと思ってたら、みんなが出てきた。

ホスピタレイロとコロンビア人のラファエルが先に出てきた。

ホスピタレイロが

「夕飯一緒に食べない?」

って言ってきたので

「ファビオたちと食べる約束してる。」

って言うと、

ファビオとアルドも見つけ、

「みんなで一緒に行こう」

って事になり、

ファビオの

「安いとこね」

って要望に、スペイン人ホスピタレイロの主導でお店決定。

カウンターに焼き鳥?


頼んだ後に焼いてくれるらしい。

話を聞いてると、オスピタレイロは今日でバルセロナに帰るらしく。

彼とも最後の日だ。

みんなで、

セルベッサコンリモンで乾杯。

そして私のチョイスはこれ。

マッシュルーム焼き。ししとう付。

こっちのマッシュルームは大きくて、やっぱりうまい。

日本のシイタケ焼きより好きかもしれない。

串ものをナイフとフォークで食べる光景。

がぶっといきたいのにね。

そしてもう一品。

この辺りの名物だって言われてる串焼き。

名前はわからず。

腸かなんかの中に味付きのご飯が入ってる。

これも見た目はグロテスクだけど、
ニンニクとか塩コショウとかと、ご飯にはなんかのエキスが入ってるような。深い味わい。
う~ん。説明下手。

今夜、みんなと一緒にご飯を食べられたことがうれしい。
 

明日はみんなと一緒には歩けないんだなあと思うとやっぱりモヤモヤ。

アルベルゲに帰って、
昨日のアルベルゲでひそかに用意していたものを準備。

まず、モニカを見つけた。

そして昨日作った折り鶴をわたして、感謝の気持ちを伝えた。

そしてハグし合った。

泣きそうになる。

モニカがロベルト呼んでくれ

ロベルトにも折り鶴と感謝。ハグ。

そしてアルド。

アルドは折り鶴を大事な手帳にはさんでくれた。

ファビオにも感謝と折り鶴と強烈なハグ。

ファビオのハグは熱すぎる。

でも、今日は最後だからね。許そう。

そしてベアトリーチェ。

折り鶴と感謝とハグ。

ベアトリーチェが毎朝言ってくれる。

「ルタ、おはよう」ってのが好きだったなあ。

ちょっとみんなの顔見ると泣きそうだったので、

一人で洗濯干し場のとこで座ってた。

ロベルトがやってきて、whatsAPPを教えてくれて、

何かあったらいつでも連絡してきてって

言ってくれた。

短期間一緒にいただけなのに何でこんなに切ないんだろう。

明日はつらいだろうな。

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あるき旅にはまった人
フリーで建築関係の仕事をしているrutaです。 テレビで見たのをきっかけにスペイン巡礼を調べはじめ、2017年にスペインへ。 800km歩けたので調子にのり、さらにあるき旅にはまっている最中です。
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